2017年6月19日月曜日

白川村の四季の話(春編)

こんにちは!前盛よもぎです。
やっと暖かくなって来ましたね。
今日は白川村の四季について。


村の長い長い冬の終わりは、ある日突然やって来る感じがします。
ある日一斉に命が芽吹いて、真っ白な景色がブワーッと新緑に包まれていく。

芽吹いたばかりの葉っぱの色は美しく、毎朝車に乗るたび、
山のカラフルさと、太陽の温かい光に心がフワーっと解放される感じがあります。

長い冬があるからこそ、やっと迎えられた春が最高に嬉しい。
白川に来て、季節が移り変わる喜びを初めて知りました。








美しい桜が散ると、田植えが始まる。



全ての田んぼが緑に変わる頃には、
畑の野菜も全て植え終わる。


フーチバ農園、今年もたくさん甘い苺が採れています。ありがたやー
畑の支度がととのい、道に花が溢れる。















明け方には、モクモクの霧が漂い、
水の匂いと、カエルの合唱、涼しい虫の声に包まれる。



豊かな山水
夕暮れの空の、スカーッとする美しさや、
味噌汁の匂い、下校する子どもたちの姿、ばーちゃんたちの温かい会話、
穏やかな空気が、最高気持ちいい。

夕陽の光
夕暮れの湖。白川の空と水はめっちゃ青い。
仕事帰りのトンネルと月。

夜はひんやりして、静かに水の音がする。
暮らしやすく、気持ちのいい季節。
沖縄のうだるような暑さなんか忘れてしまう。


これから、短い夏があっという間に過ぎ去り、
祭りが来て、村全体が紅葉に包まれ、茅刈りが終わり、
気づけばまたすぐに雪に覆われた暮らしがやってくる。


村の1年はとても早く、
一瞬一瞬に感動が詰め込まれながら
当たり前に暮らしが繰り返されています。

村の人は誰もなんも言わんけど、
山の気候に合わせて、日々すごい時間と労力を
自然に向き合うために使っている。

仕事帰りに屋根雪かいたり、雪囲いしたり、
薪割ったり、灯油運んだり、水路掃除したり、
山菜取ったり、木の実採ったり、畑に風よけ獣避けのネットしたり、
休みの日に、当たり前に働く。
ごいなあと本当に思う。


でもそうやって、四季・仕事・暮らしの移り変わりが
目に見えて分かるから、節目を感じる機会や自分を見つめる時間が多い。

水や土や山や動物や植物の営みを感じて
地球の流れを実感することも増えた。

学びの深い、豊かな村です。


雪解けの春を喜び、冬に向けて山菜を乾燥させ、
年に一度の祭りを心待ちに、時間をかけて準備して、
漬け物つけて、冬のやわいをして、丁寧に暮らしを作っていく。
い冬を静かに過ごす。

初めてそういった光景を見たとき、言葉を聞いたとき、
すげえな・・と思ったし、今もよく思う。

こういう生活や文化・精神があることを、
沖縄にいたときは想像したこともなかった。
祈る文化だけは、八重山も白川も同じだなと思うけど。


愛おしく思う場所が増えるのは、幸せなことです。
たくさんの場所や人を知っていこうと思う。

そんな感じで、
夏の終わりには夏編も書きます。多分。

よもぎ

2017年6月14日水曜日

かやっこ劇団、冬に自主公演をします。

こんにちは!前盛よもぎです。
ついつい Facebookでばかり告知・報告をしてしまい、なかなかブログを更新できていませんでした。

今日は久しぶりに自分の活動「かやっこ劇団」のことを書きます。




 かやっこ劇団は、子どもたちが地域のリーダーとなる力をつけること を目的に活動している演劇団体です。




白川村にきた2年前に、子どもたちが地域で輝ける場所の少なさを感じ、
もっと楽しい選択肢や、本気になって自分を表現できる居場所を増やしたいという思いで、活動を始めました。


1年目、まだ6人しかメンバーがいない頃です。


学校でも部活でも習い事でも、自分が輝ける場所を持っている子どもたちは、
地域の大人に褒めてもらう機会や、自信をつける場が自然と増えますが、

反対に、自分に合う居場所がなくて、能力を発揮できる機会が少ない子どもたちにとっては、

小さな地域の選択肢の少なさは、息苦しいものです。


どこで生まれ育っても、どの子もそれぞれに自分の得意分野を伸ばしていける場所があって、

一生懸命になって一つのことに向き合った記憶や、周りから認めてもらった幸せな思い出を、
地元で過ごす子ども時代に、たくさん経験して育っていってほしいと思うのです。




人生の根っこを育てる時期に、子どもたち自身が社会と繋がって、

地域の大人とたくさん関わり、本気になって一つのものを作り上げる楽しさや、
苦しいことを乗り越える力、広い世界を知る機会を作りたい。

そんな思いで、

村に既存のスポーツや学業の分野以外で、子どもたちが楽しく学べる場を
作ろうと「舞台づくり」を始めました。


当初はたった2人から始まった活動も、だんだんと広がっていき、

現在は小学校1年生〜6年生までの約20人(小学校全生徒数80人)で、
地域行事での演舞出演を行いながら、自主公演の実現に向けて毎週の稽古に励んでいます。


今年度の新メンバー募集ポスター




舞台づくりを通して、子どもたち一人一人が、

郷土にしっかりと心の根を張り、自分の頭で考え、
自分らしい人生を切り開いていく力を身につけてほしいと思っています。


さて、先週6/3(土)には、

福島県南会津町で活動する「チーム息吹メンバーとかやっこ劇団の合同稽古を行いました。






かやっこメンバーにとっては、他団体との交流や共演は初めて。
中高生のお姉さん・お兄さんの演舞を食い入るように見つめ、


目をキラキラさせてワークショップや稽古を楽しんでいました。



稽古を終えた夕方には、東日本大震災をテーマにした

チーム息吹のオリジナルステージ「いま福島に芽吹く次世代の息吹」の公演を行い、

福島メンバーの魂こもった演舞を、多くの地域の方々に見ていただきました。


最後の1曲で白川村のメンバーも飛び入り、大勢で踊る楽しさや、
歌声と熱気に包まれる舞台の雰囲気を感じられた時間でした。



観劇にお越しいただいた地域の皆様、温かい拍手と激励のお言葉、

本当にありがとうございました。



福島メンバーと白川の地域の人と子どもたちが温かい言葉を交わし合ってハグしている様子を見て、離れた地域の人同士が縁あって繋がっていくのは、世の中に幸せが広がることだと、改めて感じました。


お互いの地域の子どもたちが、舞台づくりを通して

自分ごととして大切に思える地域をたくさん増やしていけるといいなと思います。



2日間、あっという間でしたが、かやっこ劇団の子どもたち・保護者・地域の方々にとって、本当に多くの刺激と学びをいただいた時間でした。

遠い所、白川村まで来てくれた息吹メンバー、保護者の方々、本当にありがとうございました!


お疲れ様でした。

そして!

最後になってしまいましたが、今年度末には、かやっこ劇団の自主公演を行う予定です。
白川村に伝わる「幻の帰雲城」をテーマに、これから半年間、子ども達自身が歴史を紐解き、今を見つめ、未来を考え、物語を紡いでいきます。

また少しづつ情報を載せていきますので、ぜひ冬の公演に向けて応援をお願いします。
かやっこ劇団」ぜひチェックしてください。