2016年12月2日金曜日

【レポート】白川郷ヒト大学〜シゴトを作る編〜

〔日程〕2016年11月25(金)~27日(日) 2泊3日
〔会場〕合掌家屋 旧花植家 
〔参加者〕村外6名 村内10名
〔主催〕岐阜県、一般社団法人ホワイエ、白川村地域おこし協力隊
晴れときどき雨






【 いま一度、白川郷ヒト大学とは? 】

白川村をフィールドに、村内外のヒトが交わり、地域課題の解決と同時に
新しい価値を生み出すことを目的とした、ソーシャル大学という学びの場です。

【 実施内容 】

多様な働き方を実践する、大ナゴヤ大学学長の加藤氏、暮らしを旅するガイドツアーSATOYAMA EXPERIENCE マネージャーの白石氏を講師に招き、村内外から集まった20代を中心とした参加者とともに「仕事を作り出す」合宿(2泊3日)を行いました。



シゴトがなくて若者が帰って来ないと言われる地方課題をテーマに、
本当に白川村に仕事はないのか、自分にできて人に喜ばれる仕事は作れないのかを考え、次回2月に実践をします。

講話・加藤氏「ソーシャル大学という働き方」
講話・白石氏「いままでの仕事、いまの仕事、これからの仕事」




























講師の話を聞いた参加者からは、「学校では、こんな働き方があることを教わらないし、どうやって仕事を選んだらいいかも学ばない。色んな生き方をしている大人がいることを知らずに、自分の小さな世界で進路に悩んで苦しんでいたんだなと思った。」「就活がうまくいかず心折れていた。当時は、楽しいことをして働こうとか、自分で仕事を作ってみようとか、考えるきっかけもなかった。」などの感想がありました。
講話を聞いた上で、「仕事とは自分にとって何なのか」を見つめるところから始まり、「自分のできることで人に喜んでもらえることを、白川村で稼ぎにしてみる」ための企画づくりまで、3日間のワークを通して考えていきます。  

参加者には、村内各地域の青年や、県外の大学生・社会人、白川村で働いた経験のある人、村内の中学生など、
様々な背景を持った人が集まりました。     



今回の目標は、「2月の打ち上げ費用、一人5000円を、それぞれ実践で稼ぐこと!」
どんな内容でもOKなので、自分で考えたアイディアを仕事として成り立たせて、2月の二日間の実践で利益として5000円以上を出すこと。(稼げなければ打ち上げは自腹。)

みんな、「自分のできることって何だろう?」「自分の特技で仕事に活かせそうなこと?」と悩み、ファシリテーターや講師にアドバイスをもらいながら、真剣に仕事作りに向き合っていました。   




今回の参加者で、数年前にUターンで白川村に帰ってきた青年の子が、
「初めから白川には自分のやりたい仕事なんてないと思っとったけど、やろうと思えば、音楽とか写真とか自分の好きなこともナリワイの一つになるんかもしれないと思った。自分たちの楽しいことで人に喜んでもらえること、いきなり仕事にはならんくても、まずは青年会の活動として始めて見るのもありかもしれん。」
と、目を輝かせて話していたのが印象的でした。


今回のワークで大切にしていたのは、「小さくてもしょぼくてもいいから、自分で考えた仕事できちんとお金を生む」体験をするということ。

「自分の楽しいと思うこと、人や地域の役に立つと思ったことを、実践して、100円でも価値を生み出せたらいいよね。思い描いたことが仕事になるという成功体験を、ここで実践できたら面白い。」と話す講師たち。 

「ナリワイを作る、というのは難しく聞こえるけど、自分のやりたい場所でやりたいことを仕事にするのって、案外誰にでもできることなんだということを、若い人に感じてもらう機会にしてほしい。あんまり難しく考えず、掃除がうまいとか、楽器が吹けるとか、木が好きとか、人が好きとか、そういうみんなが持ってる特技から、いくらでも仕事は生まれるんだよ。」と学長が繰り返し伝えます。

あっという間に時間は過ぎ、夜の懇親会へ。
村の青年も交えて、美味しいお鍋を食べながら、お酒を飲みながら、いろいろな話をしました。  



   



白川村でのディープな夜は、あっという間に更けていきます

  【 そして、最終日の発表 】


2日間議論を重ね、参加者それぞれが、2月の実践に向けて、予算や材料や場所など具体的に決めた仕事のアイディアを発表しました。この内容を元に、チームごとに実践に向けての準備を行っていきます。

\ 発表されたアイディア/

・木上家(ツリーハウスを作るワークショップを開催)
・かまくらCAFE(村の雪花火大会に合わせ、かまくらの中で田楽を売る)
・雪かきツアー(2月なので雪を活用しまくったツアーを開催)
・民謡の流し(祭りでしか見られない白川村の民謡ステージを、夜の民宿を渡り歩いて披露)
・ディープ白川村ガイド(村の人しか知らない素敵な場所や人に会いに行ける個人ガイドツアー)

実現に向けてはまだこれから調整や相談が必要ですが、どれも面白い内容ばかりです。
頑張って利益をあげられれば、2月の打ち上げは飛騨牛だ!!


【 2月の実践に向けて思うこと 】

それぞれのアイディアを、しっかりとお金を発生させたサービスとして実践するまで、参加者全員で楽しく取り組みたいと思っています。

働き方も、働く理由も、人によって様々だけど、「大きな会社に入ってきちんとお給料をもらって生活すること」だけが働くことではないということを改めて共有して、色んな選択肢が誰にでもあるんだということを、若者が身をもって体験して、シゴトについて楽しく考えられる機会になれば最高です。

多様な働き方があるって知らずに仕事を選ぶのと、多様な働き方があるって知って仕事を選ぶのでは、選んだ仕事に対する納得感や取り組む姿勢は変わってくるんじゃないかな。」 BY ヒト大学学長 柴原


学長の頭に後光が。


集合写真を徹底的に撮り忘れてしまいました。
参加していただいた皆さん、次は雪の降る白川村で会いましょう!!


2017年2月23~26日に行った実践の様子を、マチノコトさんに掲載していただきました。
とても分かりやすいレポートなのでぜひ読んでみてください!

( よもぎ )